不動産投資をニュース速報から読み解く
不動産投資ニュースということで今日は2021年3月17日にあったFOMC速報から今後の不動産投資市況を読み解く。
(FRBが英語で発表した内容の重要な点だけを私が抽出し、翻訳したので是非読んでもらいたい)
投資というのは基本的に大勢の流れに逆らわないことが利益を出しやすいと言われている。
- ETF
- ポートフォリオ理論
- β(ベータ)
- トレンドフォロー
などはすべて大勢に乗っかったβの運用が前提となっており、理由としては「マーケットは常に効率的」だから
2021年3月17日のFOMCの速報では
「金利は据え置き」
ということでマーケットは安心しNYSE(DOW JONES)は+0.58%上昇して終わった。
これで一旦当面の「バブル崩壊」は防げたと個人的には思っている。
詳細FRB議長Jerome Powellの発言した内容とともに記事に簡単にまとめた。
不動産投資は最新のFOMC発表の影響でどう動くか?
不動産は長期投資になるため、目の前のニュースの影響は受けないと思う人は多いと思う。
そうでもあり、そうでもない。
というのも、不動産は遅行指数であることから「今」マーケットで起こっていることが少し遅れて反映される。
よって株式投資ほどすぐには値段に影響しないが、大勢を知っていることで今後の動きを読みやすい。
2021年3月17日 FOMC速報 FRB議長 Jerome Powell
この発表の内容が個人的には結構興味深かったため、速報記事として一旦掲載。
今後追記していくが、取り急ぎポイントだけ。
発表は全文英語だが、私が聞いた内容で面白かった内容を抽出、翻訳し、まとめている。
Overall inflation remains below our 2% long run objective.
→インフレはいまだに我々の2%の長期目標以下で推移している。
Over the next few months 12 months measures of inflation will move up as the very low readings of March to April will fall out of calculation
→今後の発表では去年の非常に低い3,4月のインフレの影響が外れて緩やかに上昇する
However these one time increases in prices are likely to have only trending effects on inflation.
→ただ、これらの値段の上昇(消費が活発になることによる)はあくまでインフレに一時的な影響しか与えない
なのでFRBとしては「金利を上げるにはまだまだ時期尚早」と判断しているというのがここから読み解ける。
これは「今まで」の話だが、では「未来」の話は?
次の章でPowellの言動からその内容を読み解く。
不動産投資がニュースの影響を一番受ける内容
不動産投資家がFOMCの発表で一番気にしなければいけないのは下記の発表内容。
We will aim to achieve inflation moderately above 2% for some time so that inflation averages 2% over time and longer terms inflation expectation is remain well anchored at 2%
→我々の目標はインフレが2%を超え、かつ平均して2%を超えた状態で今後も継続して2%で推移する状態
With regard to interest rates, we continue to expect it will be appropriate to maintain the current 0.25% target range for the federal funds rate until labor market conditions have reached levels consistent with the committee’s assessment of maximum employment, and inflation has risen to 2%, and is on track to moderately exceed 2% for some time.
→金利に関しては現状金利である0.25%が適切であると考え、雇用市場がFRBの考える「最大の雇用状態」を継続して達成していること、かつインフレ率が2%を超えている、かつインフレ率が2%をある程度継続して維持できる見通しが経つまでは現状の金利を維持することが適切だと考える。
I would note that a transitory rise in inflation above 2% has seems likely to occur this year will not meet this standard.
→今年中にインフレ率が一時的に2%を超える可能性は非常に高いが、その「一時的な上昇」はFRBの考える(金利を上げるための)条件に満たない
不動産投資がニュースによって受ける影響まとめ
上記により、今年いっぱいは不動産価格の大幅な下落は起きにくいと想定される。
なぜなら発表から読み解けるのは以下の条件に合致するまでFRBは金利上昇を抑える からだ
- 雇用市場が最大値まで回復すること
- インフレ率が2%を超えること
- インフレ率が2%で「ある程度」持続する見通しがたつこと
- 2021年度中に「2%のインフレ」が起きたとしても直ちには金利は上げないこと
よって、Powellの発表から今年の利上げは非常に可能性が低いと考えられる。
となると株式市場は上がり続ける。
そしてインフレも継続するため、現物資産の価値も上がる。
=不動産価格も上がり続ける
ということ。皆さんにとっては最後の一文が重要。
ということで直近値段が下がらないので積極的なBUY姿勢で買うか、来年以降の市況の悪化を待つか判断は各々で。
私は一旦今年は大きな変化が起きにくいということでBUY姿勢で!
もしも、
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参考
Youtube CNBCTV WATCH LIVE: Fed Chair Jerome Powell hold press conference after rate decision 3/17/2021
https://www.youtube.com/watch?v=njsj0RVVLxA
楽待サイト
https://www.rakumachi.jp/
健美屋サイト
https://www.kenbiya.com/